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これまでの経歴と、DIを選んだ理由を聞かせてください。
日本を元気にしたい、日本発のグローバルリーダーとして国際社会の平和と繁栄を牽引していきたいというのが、私の夢です。官僚の家族のもとで育ち、中学生の時に訪問した国連で、国際社会の中で対話を重ねていく営みに強い感動を覚え、こうした思いを自然と抱くようになりました。アメリカの大学院で各国の行政官と議論を重ねる中で、その思いは一層強まり、外務省の門を叩くことを決意しました。
外務省では約7年半勤務し、G7/G20サミット、領事政策、韓国・北朝鮮、日米関係、太平洋島嶼国への外交など、さまざまな分野において、微力ながらも最前線で日本外交の一翼を担う貴重な経験をさせていただきました。また、ワシントンD.C.に赴任し、大使館での勤務も経験しました。
一方で、「失われた30年」の中で育ってきた自分にとって、自ら新しい取り組みを仕掛け、新たな産業や事業を創り出していきたいという思いも強くなっていきました。また、変化の大きいこの時代において、外交や行政を志すにしても、こうした変化の中に身を投じること自体に大きな意味があるのではないかと考えるようになりました。こうした思いが次第に強まり、官民や国境の枠を超えながら社会変革に向けた産業・事業創造に取り組むDIに共感し、参画を決めました。
DIで経験したプロジェクトの中で、印象に残っているものを教えてください。
直近1年弱にわたり手がけた日系製造業のインド進出支援では、産業構造を卓上調査やインタビュー調査を通じて分析し、進出戦略の仮説を策定するとともに、実際にインドへ単身で渡航し、現地企業と議論を重ねながら仮説検証を行い、さらには商談に至るまで一気通貫で推進しました。さらに、26年5月からはDIインドへ赴任をしており、ベンガルールの熱気に包まれながら、この文章を執筆しています。インドという成長市場で新たな産業・事業を創出していく、大きな挑戦がこれから待っています。
また、約1年間携わったインドネシアにおける脱炭素分野での事業創造・進出支援では、特にボトルネックとなっていた資金調達を担当しました。公的機関や国際機関、インパクトファンドなどに働きかけながら、実際に億円規模の資金調達を実現し、事業の立ち上げにつなげました。加えて、日本とインドネシア両国の政府関係者などに対して事業の意義を丁寧に説明しながら、仲間づくりにも積極的に取り組みました。これまでの経験も生かしつつ、資金面を事業の推進力へと転換していく貴重な経験となりました。
そのほかにも、エネルギー・脱炭素分野における新規事業立案や、金融分野における新規投資事業戦略など、新たな領域でのプロジェクトにも携わってきました。その都度苦労もありましたが、産業・事業の視点で物事を捉える力が養われ、私自身の血肉となっています。
今後の展望や目標を聞かせてください。
“Shoe-leather diplomacy”という言葉があります。靴底がすり減るほど現場に足を運び、関係構築を重ねながら物事を前に進めていくスタイルを指します。インドにおいて、アーメダバードやムンバイから車で片道5時間かけて産業地帯に通う中で、こうした地道な積み重ねが信頼につながり、事業が生まれるのだと実感してきました。
一方で、戦略的な視座を持つからこそ、現場の議論を的確に動かし、より大きな事業や産業へとつなげていくことができるという手応えも感じています。また、現場に深く入り込みながら見えてくる構造を捉え、利害を整理しつつ全体を動かしていくことが、意思決定の重要な拠り所になると感じています。
こうした双方の力を融合させながら、インドを起点に積極的に仕掛けていき、日本とインド両国社会の未来を切り拓くような産業・事業の創造を実現していきたいと考えています。そして、世界の中で自分にしかできないビジネスプロデュースを体現し、次の世代にとってのロールモデルとなることを目指して、精一杯突き進んでいきます。
