第5話「ビジネスプロデュース」

  • 公開日:2022年09月15日

シナリオ:星井博文
作画:鴨修平
編集:株式会社 トレンド・プロ

コラム

連携できるかどうかは構想で決まる

ビジネスプロデュースの中で連携は実現に向けた肝となるフェーズですが、実は、その成功の可否は前段の構想が如何に緻密に設計されているかに懸かっています。特に構想には、誰と連携すべきか、彼らにどのようなメリットを提示できるのかが盛り込まれていることが重要です。
構想を大きくするには、連携先同士の利害関係をリサーチし、誰を一番優先的に仲間にすべきなのか(優先度)/彼らを仲間にするために先に当たっておくべきプレイヤーはいるか(順番)などを複雑な変数の中で検討していきますが、ここを確実に設計しきることが、外部連携の成功確率を大きく左右することになります。

ビジネスプロデュースに携わる魅力

ビジネスプロデューサー当人に目を向けると、上記のように構想をうまく設計したとしても、実現に向けて多くの困難が待ち受けています。
例えば、連携と一口に言っても、ただ資料を持っていくだけではなく、パートナー候補に対してどのようなコミュニケーションの経路を使い、どういう順序で情報をインプットしていくか、に細心の注意を払いながら物事を進めていくことになります。その背後で、ビジネスプロデューサーは表に出てこない沢山の工夫をこらしており、それがあるからこそ、連携が有機的に機能して、大きな事業が生まれるという達成感に繋がっていくのです。