インストレーション/実行支援

Client: エクシオグループ

企業のイノベーション組織への変革を意識した「パーパス」策定を推進

背景

エクシオグループ(旧 協和エクシオ)は、グループ中核会社として、グループ各社とともに経営リソースを結集して新たな価値を創造し、持続的成長に繋げる目的から社名変更を行いました。それを機に、エクシオグループのブランドの再定義と施策実行計画の策定を行い、グループの一体感の醸成とブランド力向上をめざしたいとの思いから、長年、大企業のビジネスプロデュースや、新事業を継続的に生み出せる組織へのトランスフォームを支援してきたDIと共に、取組みの御旗となる「パーパス」の策定を進めて行くこととしました。

支援内容

DIでは、他社との差別化が可能なパーパスを策定する事はもちろん、その内容を社員の皆様が実際に腹落ち・体現し、策定の目的でもあるお客様やパートナーの皆様とも共有できるものとする為に、大きく3つのフェーズに分けて、4.5ヶ月にわたるプロジェクトを推進しました。

フェーズ1:ステークホルダーへの意識調査(2か月)

DIではパーパス策定の目的に照らし合わせ、「経営陣(マネジメント)」はもちろん、「従業員」や「お客様(顧客企業)」、に対してもアンケート・インタビューを実施しました。DIではこれまでの知見を活かし、従業員の皆様からは、同社への「期待」やその背景にある想い、更には過去の事例や実績から来る「実現性の芽」を丁寧に確認し、お客様においても、現状の同社への認識に留まらず、中長期的な状況の変化を見越した同社への期待を伺う事で、パーパス策定に繋がる本質的なキーワードを抽出する事が出来ました。

フェーズ2:パーパス案の議論(1か月)

DIでは抽出したキーワードと国内外の競合各社の標語を照らし合わせ、外部のクリエイターや弁理士の方とのネットワークも活用しながら、パーパス策定の目的に沿った言語化案を10案程度に絞り込みました。そちらをベースにエクシオグループの検討メンバーと議論を実施する事で、関係者皆様が腹落ち出来て、かつ、新しい変化の指針に繋がるパーパスを造り出す事に繋がりました。

フェーズ3:社内浸透に向けた施策策定(1.5か月)

DIではパーパスを標語に留めず、企業変革へのアクションに繋げるため、関連部署と協議を実施し、職務評価や各種研修への埋め込み、部署の新設、採用時の評価方針改定等、プロジェクト後も取組みが継続して行くように、具体的な現場レベルでのタスクの洗い出しを網羅的に実施しました。

プロジェクトのその後

  • 制定したパーパスは、対外的にリリースが完了
  • 社内外へのパーパスの浸透に向けて、上記施策を先方社内にて進行中

 

関連事例

イノベーションを通じた中長期的な事業環境変化への対応をミッションとする「イノベーション推進部(IBEX) 」の伴走支援

参考リンク

「エクシオグループの「パーパス」を制定」| エクシオグループ株式会社 公式企業サイト