事業創造支援

Client: 大手メーカー

中国における事業創造支援。戦略策定だけでなく現地パートナー企業との交渉やPoC設計までを一貫して支援

背景

ある大手メーカーは、中国での事業創造にあたり、現地のECの急速な普及に伴い生じている、とある社会課題に注目。この社会課題解決に向け、新規事業の検討をDIと共に推進することとなりました。

支援内容

DIは、大きく「現地市場調査に基づく戦略/ビジネスモデル策定」「中国現地のパートナリング交渉 及び PoC設計」の2つのフェーズに分け、約2.5か月間のプロジェクトを推進しました。

フェーズ1:現地市場調査に基づく戦略/ビジネスモデル策定(約1か月)

DIは、中国の当該産業の実態を把握すべく、DIの中国現地のネットワークを利用したインタビュー(約30名)や現地視察を実施。クライアントのプロジェクトチームとのDailyコミュニケーション、weekly定例を通じて目線合わせを行いつつ、中国現地の産業構造とその変化点で生じる各ステークホルダーの課題・ニーズを解像度高く、かつ立体的に把握することに努めました。また並行して、それら課題・ニーズに応える新規事業案を立案。短期スパンで提供し得るソリューションと、中長期スパンでの事業展開シナリオを策定しました。

フェーズ2:中国現地のパートナリング交渉 及びPoC設計(約1.5か月)

その後DIは、現地に赴き、協業パートナー候補を十数社リストアップし、うち3社とのパートナリング協議・初期交渉までクライアントを代行する形で実施。パートナー候補との協議の感触を踏まえ、提供ソリューション/ビジネスモデル/事業展開シナリオをブラッシュアップしていきました。さらにDIは、その中の1社と共に現地でのPoC実施計画を策定。異なる言語、異なる商慣習がある現地のパートナー企業と共に、PoCでやるべきことと役割分担(誰が何をどのように検証するか)まで明確化し、その状態でクライアントと協業パートナーを引き合わせることで、事業立ち上げに向けてスムーズなスタートに繋げていきました。

プロジェクトのその後

  • クライアントは中国現地企業とのジョイントベンチャーを立ち上げ、ソリューション提供を開始
  • 中国の社会課題の解決と、クライアントの次代を担う事業への成長を実現すべく邁進中