インストレーション/実行伴走

Client: オムロン

新事業創出のための組織「イノベーション推進本部(IXI)」設立・運営支援

背景

オムロンは「事業を通してソーシャルニーズを創造するイノベーションカンパニー」であり、いわばベンチャー企業の集合体としての組織。その活力を維持するには、大量のトライ&エラーを通した新事業創出が不可欠であり、ソーシャルニーズの創造・組織能力の向上・イノベーション牽引人財の多産が優先課題となっていました。そこでオムロンは、新事業を産み出すための組織/仕組み作りとその運営をDIと共に進めていくこととしました。

支援内容

大きく「組織/仕組みの構想~立ち上げ」と「組織運営」の2フェーズでプロジェクトを推進しました。

フェーズ1:組織/仕組みの構想~立ち上げ(約1年)

DIは、新事業創出の仕組みに求められる機能の明確化から着手。推進組織の位置づけ、新事業テーマの集め方、個別事業テーマの検討プロセス、検討チーム編成の方法、人財評価/育成の仕組み等の「組織OS」の要件を、クライアントチームとの議論を幾度も重ねながら設計しました。
その後DIは、それらの要件を満たす組織として、「イノベーション推進本部(IXI)」の設立を構想。組織要件や事業部門との連携方法等の詳細設計から、実際の組織立上げまで一貫した支援を行いました。また、仕組み上の肝となるプロジェクトマネジメント室(IXI内組織)には、DIシニアメンバーが常駐してハンズオンで立ち上げを支援しました。

フェーズ2:組織運営(1年~)

DIはIXIの立ち上げ後も支援を継続。既存事業部等からIXIに持ち込まれる様々な新事業テーマの戦略策定~事業検証まで、チームに入り込んでクライアントに伴走すると共に、その併走を通じて、事業創造の「型」作りやイノベーション人財の育成支援を行いました。

プロジェクトのその後

  • 「イノベーション推進本部(IXI)」はオムロンのイノベーション・プラットフォームの位置づけに
    事業部と共に、構想から戦略策定、事業検証までを一気通貫で推進する組織として、オムロンの新規事業創出機能を一手に引き受けている
    ―また、IXIは若手イノベーション人財育成の場としても機能
  • 外部パートナーも巻込みつつ具現化しつつある案件も複数生まれている
    ―舞鶴市での共生型自律コミュニティ・プロジェクトや、データを活かした中国アグリオートメーション・プロジェクト 等