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INTERVIEW

『DIで働くということ』 若手ビジネスプロデューサー座談会【前篇】

「The Business Producing Company」を標榜し、従来型の戦略コンサルティングサービスを超えた「ビジネスプロデュース」という視点・アプローチで、次代の日本を担うビジネス創造に取り組む株式会社ドリームインキュベータ(DI)。DIの理念に共感し集う、精鋭の「ビジネスプロデューサー」たちが、日々どのような思いのもと働いているのか。また、DIで働くことでどのような経験を得ることができるのか。最前線で活躍する若手ビジネスプロデューサー3名から、座談会形式でそのリアルな実像をお届けする。

座談会メンバーのご紹介

ーーまずはじめに、みなさんの自己紹介と、主にどのような業務を担当されているかお聞かせください。

山口 友理子(以降、山口):

私は東京大学文学部卒業後、DIに新卒入社しました。現在、入社して丸4年になります。

業務内容は主に戦略コンサルティングが中心で、大企業の新規事業創造や、全社戦略策定および実行支援といった業務を幅広くやらせていただいています。DIは業界横断型でプロジェクトに携われるため、4年で20近いプロジェクトに携わらせていただきました。

 

中小司 和広(以降、中小司):

私は東京大学大学院工学系研究科で原子力の研究に従事し、新卒でDIに入社しました。入社して3年になります。

業務内容は大きく2つで、1つ目は大企業の戦略コンサルティング。入社以来、一貫して新規事業創造プロジェクト、特に海外・技術関連のプロジェクトに携わっております。

もう1つがインドにおけるベンチャー投資*。ファンドレイジングからソーシング、投資先支援に至るまで、投資業務全体に関わっています。DIは単なるコンサルティング会社ではない、という部分をまさに体感しています。

*(参考)DIインドオフィスHP:DIAI India Private Limited

 

重森 貴裕(以降、重森):

私は中途入社なのですが、前職では総合商社の双日株式会社でエネルギー関連の事業投資部門に所属し、油田を開発する中東の事業会社の駐在などを経験したのち、約1年前にDIに入社しました。

DI入社後は、大企業向け戦略コンサルティングや産業プロデュースに携わっています。例えば産業プロデュースでは、豊田市と連携し、社会課題を解決するための新たな官民連携の仕組みである「ソーシャルインパクトボンド**」の立ち上げなどにも携わらせていただいてます。

**関連プレスリリース:豊田市と社会課題を解決するための新たな官民連携の仕組みであるソーシャルインパクトボンドに関する覚書を締結

 

入社動機:DI社員に共通する「志」

ーーみなさんはなぜ、DIに参画することを決意されたのでしょうか?

山口:

私は生粋の小説オタクで(笑)、大学でも法学部から文学部に転部してしまうほど「言葉」の力に心酔していました。なので、就職活動でも最初は広告代理店でコピーライターとして「言葉」を仕事にすることを希望していたのですが、とあるインターンシップで「社会課題を解決するアイディアを出しなさい」というお題が出たときにハッとさせられたのです。

メディアや広告といった一つの事業・メッセージの枠組み内だと、打ち手がどうしても「社会課題解決」に直結せず、小さくまとまってしまいがちです。そうではなく、もっと「ど真ん中」のアプローチがしたい。私は「言葉」ではなく、「社会課題を解決し、未来を創る」仕事がしたいのだと気づいたのです。

そんな時に出会ったのがDIでした。

DIは単純にクライアントの課題を解決するコンサルティング会社ではなく、「社会課題」に立脚し、「業界・産業」全体がどうすればいいかを真剣に考え、解決策を提案する会社です。コンサルティングはあくまで一つの手法に過ぎず、投資や事業、スタートアップ連携や官民連携など、社会課題解決のための打ち手が異常に多いんです。

「社会課題解決」に直結する仕事ができること。そして、ある意味「なんでもあり」なDIのスタイルに惹かれ、入社を決めました。

 

中小司:

「日本の産業を元気にしたい」。こんなことを、大真面目に語りあえるのはDIくらいなんじゃないでしょうか?(笑)。私も山口と共通している入社動機として、「日本を元気にしたい」という思いが軸にありました。

少し私の原体験をお話すると、私はバンコクで生まれ、2000年にマレーシアに移り住んでいます。今でも忘れられないのが、クアラルンプールの空港から自宅まで向かう高速道路で見た、「日本企業の看板」で溢れかえった景色です。幼心ながらに、日本の産業は素晴らしいんだと誇りに思いました。

しかし8年後に帰国する際に、また同じ高速道路で見えたのは「韓国企業の看板」ばかりでした。日本の影響力が弱くなっていることを実感し、そんな原体験から「日本を元気にしたい」と自然に思うようになりました。

DIはそんな私の思いを、大真面目に受け止めてくれました。そして、手法を問わず社会課題解決を目指す「ビジネスプロデュース」というやり方が、私の思いを実現するうえで一番の近道なのではないかとも思いました。

「日本を元気にしたい」という志。そしてそれを叶えるための「ビジネスプロデュース」。これが私の入社動機です。

 

ーー新卒メンバーと違い、中途入社された重森さんは違った観点もお持ちなのでは?

重森:

私は事業会社の中にいたからこそ、「新規事業を創る」ことの難しさと必要性を痛感していました。

総合商社の仕事は、各案件のスケールが大きくダイナミックなものの、新規事業を考えるにあたっては、どうしても既存の守備範囲で考えてしまう自分がいました。これでは、新規事業の創出はなかなか難しいなと思い、どうやったら新規事業を作れるのだろうと模索していた時期にDIに出会いました。

「真に社会に付加価値を創造したい」という想いがベースにありましたので、新規事業の戦略構築をする上で、日本を元気にしたいという想いの下、業界全体にまたがった或いは業界を越えた構想、発想が持てるという点でDIは非常に面白く、他社と一線を画していると感じたので、入社を決めました。

 

社内から見たビジネスプロデューサーの「実態」

ーー実際に働く中で、DIに対する印象のギャップはありましたか?DIメンバーに対する印象と併せてお聞かせください。

重森:

総じて「IQとEQのバランスの取れた人が多い」のは、びっくりしたポイントです。

私は商社出身で、どちらかというと体育会系寄りの環境で育ったので、「コンサルタントの方々に付いていけないのでは?」「話が合わないんじゃないかなぁ…(笑)」と入社前は不安だったのですが、全然そんなことはなくて。戦略思考は勿論、柔軟性もあるしフットワークも軽い、そして人懐っこさと実行力もあるメンバーが揃っているので、「あれ?意外と商社マンっぽい人が結構いるなー」と、入社してからだいぶ印象が変わったことを覚えています。

 

山口:

バランスはとれつつも、「一本筋の通った人」が多いですよね。ネームバリューや給与、世の中のトレンドに安易に乗るのではなく、何かしら自分の中に軸がある、とも言えます。

「ビジネスプロデュース」と言葉で言うのは簡単ですが、当然すぐに成果が出るわけでもないし、簡単に実現できるものではありません。困難なことでも諦めずに乗り越えられる。自燃する原動力を自分の中に持った人が集まってきているように思います。

 

中小司:

私にとってのDIは、一言で言うと「太陽系みたいな会社」です。太陽系でいうところの太陽が「The Business Producing Company」という理念。その周りを回る惑星が私たち、ビジネスプロデューサーです。

ビジネスプロデューサーたちはそれぞれ意思がとても強いので、どんどんと遠心力を効かせて守備範囲を拡張していく。それでも、ど真ん中の「ビジネスプロデュース」という理念には惹かれているから、バラバラにはならない。

社員の持つ「意思=遠心力」と、ビジネスプロデュースという「理念=求心力」が絶妙にバランスして成り立っている生態系がDIなんです。

 

ーー働き方は三者三様だけど、「日本経済を元気にする」「ビジネスプロデュース」という軸で繋がっている、と。

中小司:

重森のように「ビジネスプロデュースのイメージど真ん中」という業務をやっている人もいれば、私のインド投資のように、少し離れたところでやる人もいる。

たまに意思が強すぎて太陽系の外に飛び出しちゃうけれど、数年おきに彗星のように出戻ってきて活躍されていらっしゃるビジネスプロデューサー(アルムナイ)もたくさんいますよね(笑)。

自分のやりたいことや志が「The Business Producing Company」という概念と調和し、なおかつ自由に動き回りたい人にとっては、DIはこの上ないフィールドなんじゃないかと思います。

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