豊田市と社会課題を解決するための新たな官民連携の仕組みであるソーシャルインパクトボンドに関する覚書を締結

株式会社ドリームインキュベータ(代表取締役社長 山川 隆義、以下DI)、及び、愛知県豊田市(市長 太田 稔彦)は、社会課題を解決するための新たな官民連携の仕組みであるソーシャルインパクトボンドの活用に向けた調査・研究に関する覚書を締結することになりましたので、お知らせいたします。

ソーシャルインパクトボンド(以下、「SIB」という。)とは、行政が民間資金を活用して行う成果連動型の事業で、社会課題を解決する新たな官民連携の手法として注目されています。民間の資金や創意工夫を活用して事業を行い、行政はその事業成果に応じて成果報酬を支払うことで、社会課題の解決に結びつける革新的な仕組みです。

海外では英国を中心に、社会課題解決に向けたSIBの導入が進んでおり、最近では日本でも医療・健康分野での導入が始まっています。DI及び豊田市は、医療・健康分野に加え、インフラ維持修繕、防災、リサイクル、こどもの教育、まちづくり等、日本国内でも社会課題として大きい領域を中心にSIB活用に向けた調査・研究を進めてゆきます。

DIは、様々な社会課題を戦略・技術・政策の力を有機的に統合して解決する産業プロデュース活動を推進しており、これまでに関連省庁/自治体や複数の民間企業等と連携し、豊田市社会システム実証や、釜石市の復興/まちづくりのサポート、エネルギー・モビリティ・コミュニティを融合したまちづくり等、先進的なプロジェクトを遂行して参りました。

このたび、豊田市とDIの保有する知見を活用し、SDGs(Sustainable Development Goals)を含む社会課題解決のための構想を描き、その実現のためにSIBを活用してゆくことを考えています。

当社は今年創立20周年を迎えます。全社を挙げて一層の努力に励んでまいります。

株式会社ドリームインキュベータについて https://www.dreamincubator.co.jp/

戦略コンサルティングスキルという、ビジネスにおける最も普遍的で有益な根源的スキルと、インキュベーションで培われる”リアル”かつ”当事者”的な経営力を融合することにより、そのスキルを顧客企業へのサービス展開だけでなく、社会のあり方を変え、日本経済を元気にする“ビジネスプロデュース”に取り組んでいます。

豊田市について https://www.city.toyota.aichi.jp/index.html

豊田市は愛知県のほぼ中央に位置し、愛知県全体の17.8%を占める広大な面積を持つまちです。全国有数の製造品出荷額を誇る「クルマのまち」として知られ、世界をリードするものづくり中枢都市としての顔を持つ一方、市域のおよそ7割を占める豊かな森林、市域を貫く矢作川、季節の野菜や果物を実らせる田園が広がる、恵み多き緑のまちとしての顔を併せ持っています。
それぞれの地域の持つ特性を生かし、多様なライフスタイルを選択できる満足度の高い都市としてさらなる成長を目指しています。

本リリースのPDF

ご参考

豊田市・太田市長記者会見(2021年1月5日)
(2)SIBを活用した官民連携による介護予防の推進 (11分15秒~)

豊田市プレスリリース(2021年1月5日):SIB を活用した官民連携による介護予防事業の推進について ~企業版ふるさと納税を活用し、コロナ禍の高齢者の社会参加を促進

メディア掲載 ※有料会員限定記事を含みます

民を巻き込む「賢い支出」 介護予防、豊田市の勝算(2021年2月2日 日本経済新聞)

行政サービス受託企業を支援、ドリームIがファンド(2021年2月2日 日本経済新聞)

民間資金募り自治体事業…ノウハウも活用 成果に応じ報酬(2021年1月6日 読売新聞)