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豊田市とソーシャルインパクトボンドを活用した新たな介護予防事業を開始

株式会社ドリームインキュベータ(東京都千代田区、代表取締役CEO 原田 哲郎 以下DI)は、愛知県豊田市(市長 太田 稔彦)と協力・連携し、ソーシャルインパクトボンドを活用した新たな介護予防事業を開始することとなりましたので、お知らせいたします。

概要:

ソーシャルインパクトボンド(以下、「SIB」という。)とは、行政が民間資金を活用して行う成果連動型の事業で、社会課題を解決する新たな官民連携の手法として注目されています。民間の資金や創意工夫を活用して事業を行い、行政はその事業成果に応じて成果報酬を支払うことで、社会課題の解決に結びつける革新的な仕組みです。

 

豊田市とDIは、SIBの活用に向けた調査・研究に関する覚書を締結し(※)、これまでSDGs(Sustainable Development Goals)を含む社会課題解決のための構想を描き、その実現のためにSIBを活用してゆくための検討を進めていました。

 

まずは、コロナ禍における高齢者の社会参加機会の減少、それに伴う要介護状態に陥るリスクの増加を喫緊の課題と受け止め、SIBの第一弾の事業として、介護予防事業を開始することとしました。具体的には、オンラインや三密回避によるオフライン事業のノウハウを有する民間のサービス事業者の創意工夫を活用することで、感染対策の徹底と継続的な社会参加を進めてまいります。事業としては、2021年度から5年程度の実施とし、豊田市は財源として企業版ふるさと納税を活用することとしています。今後、社会参加促進プログラムを提供するサービス事業者をはじめ、多数のプレイヤーを巻き込むことで、社会的に大きなインパクトのある取組としたいと考えています。引き続き、他の社会課題においてもSIBの活用可能性を検討し、サステナブルな社会づくりを目指します。本件にご興味を持たれた方は、ぜひ当社までお問い合わせください。

 

※2020/2/25付プレスリリース:豊田市と社会課題を解決するための新たな官民連携の仕組みであるソーシャルインパクトボンドに関する覚書を締結

ビジネスにおける最も普遍的で有益な戦略コンサルティングスキルと、インキュベーションで培われるリアルかつ当事者的な経営力を融合することにより、「社会を変える 事業を創る。」をミッションに、新たな事業や産業の創造・成⻑支援を⾏う「The Business Producing Company」。

 

愛知県のほぼ中央に位置し、愛知県全体の17.8%を占める広大な面積を持つ町。全国有数の製造品出荷額を誇る「クルマのまち」として知られ、世界をリードするものづくり中枢都市としての顔を持つ一方、市域のおよそ7割を占める豊かな森林、市域を貫く矢作川、季節の野菜や果物を実らせる田園が広がる、恵み多き緑のまちとしての顔を併せ持つ。

<ご参考>
豊田市・太田市長記者会見(2021年1月5日)
(2)SIBを活用した官民連携による介護予防の推進 (11分15秒~)
豊田市プレスリリース(2021年1月5日):SIB を活用した官民連携による介護予防事業の推進について ~企業版ふるさと納税を活用し、コロナ禍の高齢者の社会参加を促進
<メディア掲載> ※有料会員限定記事を含みます
民を巻き込む「賢い支出」 介護予防、豊田市の勝算(2021年2月2日 日本経済新聞)
▶ 行政サービス受託企業を支援、ドリームIがファンド(2021年2月2日 日本経済新聞)
民間資金募り自治体事業…ノウハウも活用 成果に応じ報酬(2021年1月6日 読売新聞)

本プレスリリースのPDF

こちら

本件に関するお問合せ

株式会社ドリームインキュベータ ビジネスプロデュース部門(三宅、吉田、畑島)
電話:03-5532-3200 / Email: info@dreamincubator.co.jp