「Next Rise ソーシャル・インパクト・ファンド投資事業有限責任組合」組成のお知らせ

当社は、2021年6月30日開催の取締役会において、社会課題の解決を目的に、当社子会社の株式会社DIソーシャルインパクトキャピタル(東京都千代田区、代表取締役社長 三宅孝之、以下、SIC)が運営し、当社が出資するソーシャル・インパクト・ファンド「Next Rise ソーシャル・インパクト・ファンド投資事業有限責任組合」(以下、本ファンド)を組成することを決議しました。また、株式会社日本政策投資銀行(東京都千代田区、代表取締役社長 渡辺一)及び日本生命保険相互会社(大阪府大阪市、代表取締役社長 清水博)と投資事業有限責任組合契約(以下、本組合契約)を締結したことをあわせてお知らせいたします。

 

1. 背景・理由
ソーシャル・インパクト・ボンド(以下、SIB)は、行政が民間資金を活用して行う成果連動型の事業であり、近年、社会課題を解決する新しいインパクトファイナンスのスキームとして注目されています。SIBは、介護予防、公共施設・インフラ、医療等など、事前に予防することで将来発生する可能性のある課題を未然に防ぐことができる分野に適しており、地方自治体の財政支出の中長期的な削減効果が見込まれる分野での導入が期待されています。
本ファンドは、介護予防、公共施設・インフラ、リサイクル等の分野を対象に、社会課題の解決に資する民間事業者の活動に対して安定的に事業資金を供給し、成果連動に伴い民間事業者が抱える事業リスクを軽減することで、サステナブルな社会課題の解決を目指します。
本ファンドへの当初の出資総額は30億円を予定しており、本ファンドは、SIBに特化したファンドとしては日本初・アジア最大のファンドであると同時に、グローバルでも最大級のファンド規模となります。

 

2. 概要

(1)名称 Next Riseソーシャル・インパクト・ファンド投資事業有限責任組合
(2)所在地 東京都千代田区霞が関3丁目2番6号
(3)設立形態 投資事業有限責任組合契約に関する法律に基づく、投資事業有限責任組合
(4)本ファンドの目的 SIB事業への資金供給
(5)設立日 2021年7月1日
(6)出資の総額 30億円
今後1年間の追加募集期間を設け、最大50億円まで調達継続(予定)
(7)出資者 1.株式会社ドリームインキュベータ
2.株式会社日本政策投資銀行
3.日本生命保険相互会社
4.株式会社DIソーシャルインパクトキャピタル
(8)無限責任組合員の概要 名称 株式会社DIソーシャルインパクトキャピタル
所在地 東京都千代田区霞が関3丁目2番6号
代表者 代表取締役 三宅 孝之
事業内容 投資事業組合財産の運用、管理
資本金 5,000万円
(9)上場会社(当社)と本ファンドとの関係 上場会社と
本ファンドとの関係
当社から本ファンドへ17.9億円を出資いたします。
なお、払込方式は、本ファンドにとって必要な時期に資金を払い込む方式を取ります。
上場会社と
無限責任組合員との関係
本ファンドの無限責任組合員であるSICは、当社の完全子会社であります。また、当社の役員がSICの代表取締役を兼任しております。
(10)本ファンドの存続期間 10年間

 

3. 日程

(1)取締役会決議日 2021年6月30日
(2)本組合契約の締結日 2021年6月30日

 

4. 今後の見通し
本件による当社の当連結会計年度の業績に与える影響は軽微でありますが、今後公表すべき事項が生じた場合には、速やかに開示いたします。

以 上

本プレスリリースのPDF

こちら