インストレーション/実行支援

Client: エクシオグループ

イノベーションを通じた中長期的な事業環境変化への対応をミッションとする「イノベーション推進部(IBEX) 」の伴走支援

背景

大手通信建設会社であるエクシオグループは、中長期的な事業環境変化に戦略的に対応するため、イノベーションによる課題解決を全社として宣言しました。この取組みを具体化するため、事業の新たな柱となる新規ビジネス領域の情報収集・戦略策定・実証の推進と、イノベーションを継続的に行うための仕組みづくりや人財育成を目的に、社長直轄の新組織「イノベーション推進室(IBEX)」を2020年7月に立ち上げました(イノベーション推進室は2022年7月にイノベーション推進部に昇格)。
DIは、エクシオグループのこうした経営課題に対応すべく、イノベーション推進部(IBEX)の設立当初から、新規事業の戦略策定とその実行、またそれらを再現性を持って生み出す仕組み(“組織OS”)作りをご支援しています。

支援内容

新規事業立ち上げ

エクシオグループの新たな柱となり得る骨太な事業を立ち上げるべく、社会・産業レベルの課題解決をコンセプトに新規事業の構想から実行までを一気通貫でご支援しています。まずは、エクシオグループの事業ドメインと異なる領域を複数選定し、DIの社会課題解決の知見を活かしながら、いくつかの事業領域において、マクロトレンド変化を踏まえた構想を3~6ヵ月程度で描きました。その後、構想実現に向けた仲間づくりも含め、IBEXに2年以上伴走しながら、事業検証と立上げをご支援しています。
また、こうした取組みをエクシオグループ全体で行うため、プロセスの型化もご支援しています。過去のDIの新規事業創出の経験と実際のテーマ推進からのFBを組み合わせ、ノウハウを顧客企業に蓄積しています。

仕組み作り(“組織OS”)

新規事業を再現性を持って生み出す組織の仕組み作り(組織OS)についても、設立当初より伴走支援を行っております。組織OSとは、人財・文化・制度等、事業を推進する基盤となる仕組みです。こうした基盤をイノベーションに即したものにアップデートするため、 2年間で10件以上の施策を実施しました。例えば、DIのコンサル・投資経験を踏まえた高収益企業の分析ワークショップを通じたイノベーション人財の発掘・育成による活動の拡大、テーマ推進と連動し事業創造のプロセスのインストール等を実施しました。
また、単に施策を実施するのではなく、KPIに設定によるモニタリングを通じた効果のある施策の見極めや、新規事業テーマ推進へのFBにより、より実践的な組織OSへの進化のご支援を続けております。

 

関連事例

企業のイノベーション組織への変革を意識した「パーパス」策定を推進

参考リンク

持続的成長のため新規事業領域の創出を目的とした 新組織「イノベーション推進室」を設置| エクシオグループ株式会社 公式企業サイト