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『イノベーションの最終解』(以下、翔泳社ホームページより転載)

『ジレンマ』『解』に続く第三弾、最終章がついに完結!

本書は、ハーバード・ビジネススクールの看板教授のひとり、クリステンセン教授が、「イノベーション」という言葉を世に知らしめた『イノ ベーションのジレンマ』、イノベーション・マネジメントの新基準を示した『イノベーションへの解』などで展開してきた理論を、さまざまな業界に応用し、イ ノベーションがもたらす破壊を予見するための手法を示した画期的到達地点である。
具体的には業界全体の動向を判断するための理論的枠組みを提示し、ビジネスチャンスのありか、競争相手の実力、戦略的判断、非マーケット要因の見きわめ方を詳述し、業界全体の未来を見通すレンズを提示する。
実際に第二部では、教育、航空、半導体、医療、情報通信、そして海外でのイノベーションという、六つの非常に異なるトピックを分析し、イノベーションの理論が実際に役立つことを示す。
本書は新しい概念や枠組み(市場外の要因を分析するための動機づけ/能力の枠組みなど)を紹介してはいるが、理論構築に関する本ではない。理論を活用して、将来への洞察を得るための本なのだ。

◆本書を推薦する言葉◆

理論を実践に落とし込むことは難しいが、本書は『イノベーションのジレンマ』、『イノベーションの解』で提示された理論を実践する方法を示すところ に特長がある。クリステンセンは、本書の前半で優れた理論によって過去を分析し未来を見通すことができると述べ、イノベーション理論を用いて業界の未来を 直感する方法を解説している。また後半では直感的な分析を用いて最善解を戦略的に選択する方法を示している。破壊的イノベーションの実践方法を示す本書が新しい訳で読めるようになったことは、イノベーションがますます重視される現代において、実務家にも研究者にも大きな意味がある。

――一橋大学名誉教授 野中郁次郎

クレイ・クリステンセンはポスト冷戦期を代表する経営学者の一人だ。十数年前わたしが客員教授で行ったハーバード大にいた当時の彼は、実務 経験豊富な苦労人であり、諸行無常の諦念を持つ静かな修行者であった。しかし本書で彼は、経営は運命を変え得ると語る。自ら陶冶した理論の力を信じるから だと思う。

――東京大学大学院経済学研究科教授 藤本隆宏

古典的な名著『イノベーションのジレンマ』、『イノベーションへの解』に続き、本書でクリステンセンの「イノベーション三部作」は完結する。本書 は、因果関係――何が原因で何が起こるのか、そしてそれはなぜなのか――の究明に徹したクリステンセンの真骨頂である。BCGの創業者で我が師であるブ ルース・ヘンダーソンを彷彿させる名著といえよう。

――株式会社ドリームインキュベータ 代表取締役会長 堀紘一

理論とケースで学ぶ、「次に何が起こるか」を見通すための兵法書。破壊的イノベーションの兆しを誰よりも早く見つけ、自社や業界の将来を正しく予測することが死活的に重要な人々に向けた、クリステンセン教授からの、これが最後になるかもしれないメッセージ。

――関西学院大学ビジネススクール 教授 玉田俊平太

過去のデータでは予測困難な環境にこそ、はっきりとした方向性を見渡せる「使える理論」がほしいものだ。本書では、クリステンセン氏が提唱した理論 を「分析ツール」にまで昇華させ、わたしたちにまだ見ぬ将来を見せてくれる。ビジネスパーソンにとっても、研究者にとっても、いまそこにあるビジネスの見 方を変える一冊である。

――兵庫県立大学経営学部教授 川上昌直

※本書は原書:Seeing what’s next : using the theories of innovation to predict industry changeを訳しなおしたものです。